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殺し屋たちの挽歌のleylaのレビュー・感想・評価

殺し屋たちの挽歌(1984年製作の映画)
3.8
パコ・デ・ルシアのギター目当てで。オープニングはクラプトンのギターで得した気分♪

何とも不思議な雰囲気のクライム・ロードムービー。ゆるいし、よくわからないけど、先の読めない展開とキャスティングの魅力で最後まで見入ってしまった。

クールで無口な渋オジのジョン・ハート
何を考えてるかわからないテレンス・スタンプ
まだ23歳のツルンとしたティム・ロス

裏切り者(テレンス)をボスの元に届ける殺し屋2人(ジョン・ハート&ティム・ロス)、若い女性も巻き添えにして4人でスペインからパリへ車で向かう。

スペインの荒涼とした大地にパコのフラメンコギターがマッチしている。

テレンスがポケットから銃を出すかと思いきやジョン・レノンの死を哀悼する詩を書いた紙を出すあたり、笑えるほど渋い。死は怖くないと言いつつも最後は慌てる人間臭さもいいです。

掴みどころがなく、煙に巻かれたような作品でした。(いい意味で)
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