1794年、フランスではロベスピエール(リチャード・ベースハート)による独裁が強まり、穏健派指導者が処刑されようとしていた。これを防ごうと活動家のチャールズ(ロバート・カミングス)はかつての恋人マデロン(アーリン・ダール)とともに、ロベスピエールによる処刑対象者リストを手に入れ、難局を打開しようとする。
アンソニー・マン監督による歴史サスペンス。
独裁と混乱のフランスを舞台に、悪を倒すべく活動するチャールズとマデロンの活躍が描かれるんだけど、アクションの要素も強くて、けっこう楽しめた。
成りすましに裏切り、隠し部屋にブラックリストと、スパイサスペンスのネタが豊富で、そこは古さを感じさせない。
歴史モノということで、少し人物関係がわかりづらいけど、秘密警察のフーシェ以外は善悪がはっきりしているので、あまり細かく追おうとしなくても大丈夫だ。
ナポレオンがカメオ出演(?)するのも面白い。
独裁者ロベスピエールはシスのパルパティーンのモデルなんじゃないだろうか。