OPにつかまれ、お洒落なクレジットタイトルに期待が高まり、1960年頃のポップな音楽がカリフォルニアのビーチにあって、女三代のとんでもない展開にワクワクしたのは途中まで。
中休みしたくなったのは、同じような<とんでもない展開>が繰り返され、あきてしまいました。なんか惜しい作品。
ストーリーは女三代の復讐劇のロードムービー。随伴者は、孫の彼二人と、娘の彼と、<クレイジーママ>のお友達のおばあちゃん。クレイジーママぶりは三代が受け継いでいる。
途中からさらにドタバタとカーアクションで最後までその勢い。もうちょっと丁寧に抑えめにしたら、「テルマ&ルイーズ」のあの逃亡劇に希望と復讐が重なっていくのに。
音楽がすごくいい。大瀧詠一を思い出す50〜60年代の底抜けの明るさを70年代半ばにノスタルジーたっぷりに描いています。
ファッションも可愛い。
ただ、途中で急に雑なカメラワークになったり、投げやりな感じが否めない。ちょっと不思議でした。ジョナサン・デミの初期作品。製作がジュリー・コーマン(ロジャー・コーマンのパートナー)。
エンドロールも勢いあってタイトルどおりでした。