原発の危険性に気づいた技師(ジャック・レモン)とそれを隠蔽しようとする幹部。そのスクープを狙うテレビ局のキャスター(ジェーン・フォンダ)とカメラマン(マイケル・ダグラス)。テンポよく緊張感が続いた。
ジャック・レモン目当てで鑑賞。原発技師としての誇りと職業倫理をもち、危険性の秘密を知ってしまったため、上層部に疎まれ、何者かに命を狙われる。
人為的ミスは皆無にはならないから、最悪の事態を考えると恐ろしい。
何より怖かったのは☢️専門用語で語られる内容を理解できてしまったこと。おそらくたいていの日本人は知っている☢️知識だった。
この作品が日本で公開された当時、どれだけの人が危険性に関心をもったことだろう。アメリカで初の民間資本によるイリノイ州のドレスデン原発の70年代の事故がモデル。
緊張感ある展開で、非常に怖かった。この作品が上映されて2週間後に偶然にもスリーマイル島原発事故が起きている。