愚禿観照

マルドゥック・スクランブル 排気の愚禿観照のネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ルーン=バロットが可愛いだけの作品。
声優は林原めぐみ。
ラスト10分、おっぱい片側出ながら戦ってる。
毎回冒頭でクレジットが流れるんだけど、その文字のフォントと色使いがイチイチカッコいい。あのフォントなんて言うんだろう

味方側のキャラクターは良いんだけど、敵となるシェルとかボイルドの掘り下げが雑なのと、ラストバトルが思ったよりあっさりしすぎて、バロット以外のキャラに終始魅力を感じれなかった。

ていうかなんで?って言いたいんだけど、元々この作品の存在を知って観たくなったきっかけである、pinterestで見かけた誰かが描いたバロットのイラストの姿が三部作の中で一度も出てこなかったんだけど、二次創作だから仕方ないにしてもそんなことある?笑

その姿で動いてるシーンを観たいがために三時間使ったのに、無駄にしてしまったなという気持ちがどうしても否めなくて、話がどうこうよりそっちへの落胆が大きくて、スコア上げれないです(ごめんなさい)

とはいえ10年以上前のアニメにも関わらず、今のアニメと引けを取らないくらい映像綺麗だし、キャラクターの造形も、人物以外の色彩も素晴らしい。
もっと枠があれば、奥行きのある面白い作品に仕上がってたんだろうなと思う。

三時間でこの手の作品の物語をうまくまとめて深みを持たせるのは無理難題な話しだとは思うけど、全体の1/3くらいの尺をカジノに使ったのだけはいただけないなぁ。

キャラもヴィジュ立ってるし、服装とか見た目カッコいいんだから、ポーカーやらブラックジャックやらの手元(トランプ)ばっか映すんじゃなくて、もっとバチバチに動いて戦闘して欲しかったけど、これが原作の内容なんだよね…多分

三部作で毎回切り替えがあるのに、どうしてもカジノの印象が強くなり過ぎて、せっかくのサイバーパンク要素をほとんど感じれなかったのが残念。
愚禿観照

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