うーん、長い…。
影武者という要素でここまで膨らませるのは中々だけど、内容が全体的に薄くなってしまっている気がする。
主人公が武田家の命運をかけて亡き信玄の影武者を演ずる。
影武者として成長して…
面白くなりそうな設定ではあるのに、各キャラを立たせることを放棄したかのような覇気に欠ける演出が黒澤らしくもなく、弛緩した空気が全編を支配。中途半端にモノクロ時代の残滓を感じる部分もあるのが、かえって…
>>続きを読む将軍とか政治とか「乱」と通づる作品なのかもと思った。
wikiで調べたらやっぱりそうだった。
コメディチックな場面もあり、シーンごとに楽しめたが、シーンの繋がりがあんまりスムーズじゃない感じがした…
このレビューはネタバレを含みます
少し長いな〜〜〜…と途中で思ってしまったんだけど、後半からの展開と話の締め方にいややっぱり面白いかも〜〜と唸ってしまった
なんと言っても語るべきは軍事演習かなんかか?と思うぐらいのエキストラの多さ…
衣装や美術はお金かかってて壮観だし、役者陣も芸達者ぞろいで隙がない
プロットも影武者という立場の責任や重圧、バレるかバレないかのサスペンス等面白い要素はてんこ盛り
しかし本作はそれらをすべてぶち壊し…
武田信玄の影武者っていう設定が面白い。甲斐武田家は勝頼の代で滅亡してしまうので、もしかしたら本当に有り得たかもしれないと思ってしまう。
正直長くてダレるところもあるけど仲代達矢の演技は素晴らしいし…