ひろゆき

生きてこそのひろゆきのレビュー・感想・評価

生きてこそ(1993年製作の映画)
-
銀幕短評(番外)

番外映画がつづきますが、

「対峙」
2021年、アメリカ。1時間41分。
総合評価 67点。
きわめてアメリカらしいテーマの映画ですね。かれらの理知や冷静さが すばらしいと思います。ふつうはもっと血をみるはずですが、両方が。


「ALIVE」
1993年、アメリカ。2時間6分。
総合評価 -点。
これはね、いままで避けてきましたよ。こわいから。星新一の短編かな、興味本位で〇〇を〇〇で〇ごと 〇〇する(ゆっくりとあれこれ時間をかけて、工夫していろいろな〇〇で)という小説がありましたね。さいごの最後に、かれは ○○の〇〇〇〇として、〇〇で発見される。で、○を〇む。だれにも迷惑をかけないなら、そういう生き方もあるかもしれない。
ひとの尊厳はなにか。正義か愛か 義侠か誠か。それらのぜんぶかもしれない。極限の環境におかれると、それが逃げ出せない状況だと、なおさらその深層があらわれる。いずれにしても、わたしのばあい遭難するときは、ひとりで ひっそりとしたいものです。孤独が好きなもので。


「駆け抜けたら、海。」
日本。16分。
総合評価 60点。
そういうきもちになるでしょうね。毎回せつないきもちに。勇気が必要ですね、かなり強い勇気が。


「パラダイスの夕暮れ」
1986年、フィンランド。1時間20分。
総合評価 21点。
アキ・カウリスマキもの。セリフをだまってタバコばかり吸うと、こういう点数になります。


「ドライビング Miss デイジー」
1989年、アメリカ。1時間39分。
総合評価 67点。
モーガン・フリーマンの人情もの。彼、お抱えのドライバーは、デイジーの召使いなので、"Miss”の敬称をつけますね。Mrs.とはいわない。アメリカ人も たまには奥ゆかしいことをします。かれら心根のやさしいひとが、愛想のない皮肉屋になることは ままある。お互いさまかもしれない。わたしだってじぶんがそうではないかと ときどき疑っていますよ、皮肉をいったときに。
これは注意すべき点ですが、アメリカでは線路の踏切で一旦停止なんかしないですね。そう法定されていないから。止まると追突されます。というか、踏切や線路が そもそも国土にほとんど存在しませんが。たまに踏切バーが下がると、ながい貨物列車が通りすぎるのに、2分くらいかかります。
アトランタ(ジョージア州)のようなアメリカ南部は、伝統的に人種差別がひどい地域です。いまだってそうでしょう? 映画「グリーンブック」でも、かれらふたりはDeep South(深南部)に足をのばし、いろいろなつらい経験をします。なので、逆のDeep Northといういい回しは聞きません。わたしが住んでいたミシガン州は、全米で地理的にはかなりの北東部に位置しますが、歴史的・政治的にはMidwest(中西部)の呼称エリアに含まれています。このはなしはまたこんど。
ひろゆき

ひろゆき