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少年は残酷な弓を射るのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
4.0
自由奔放に生きてきた作家のエヴァ(ティルダ・スウィントン)は、キャリアの途中で子供を授かった。 
ケヴィン(エズラ・ミラー)と名付けられたその息子は、なぜか幼い頃から母親のエヴァにだけ反抗を繰り返し、心を開こうとしない。 
やがてケヴィンは、美しく、賢い、完璧な息子へと成長する。 
しかしその裏で、母への反抗心は少しも治まることはなかった。 
そして悪魔のような息子は、遂にエヴァのすべてを破壊する事件を起こす。
アーティストとしてのキャリアが登り調子のエヴァは、心から息子ケヴィンを愛していなかったのかもしれない。
それを何気に気付いていたケヴィンは、母エヴァの関心を引くために、妹をいじめたり、母エヴァのアトリエをめちゃくちゃにしたりなど、していた。
母エヴァの関心を引くために残酷なことも平気でする サイコパスに、ケヴィンはなってしまう。
母エヴァが、はじめてケヴィンに向き合う面会室のシーンは、重い後味を残す衝撃のシーン。真っ赤な色が映画全体を染めているような印象のサイコサスペンス映画。
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