Genichiro

白い肌の異常な夜のGenichiroのレビュー・感想・評価

白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)
4.2
めちゃくちゃわかりやすーく作られてる。負傷した黒いカラス→不吉と囚われの象徴とか、単純すぎて。イーストウッドの服を脱がそうとして肖像画へのクローズアップとか、やたらとモノローグにウケる。「女の気持ちを忘れてしまう…」って!こういうのって野暮な演出の代表って感じだけど、今作においては割り切りの良さとして面白くて見れてしまう。やたらにキスされるイーストウッド。サブリミナルのように挿入されるキスのカットとかもわかりやすーい。サイコスリラー的に評価されてる部分もあるけど、基本はイーストウッドの自業自得ではあるので。ほんとに怖いのは終盤、平然と飯を食べ続ける姿‼️そして感傷もなく、以前のような日常に戻っていくラスト、震える。
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