激動の昭和史 軍閥
今年も木曽駒ヶ岳登頂。
標高2956mの雲の中に座ってレビューを打つ贅沢を堪能中だ。
大日本帝国が第二次大戦に突入してゆく過程を、軍閥同士の虚勢合戦という視点から追求した作品だ。
本作で私が非常に面白かった点は、東條英機が戦争突入を回避しようと必死に動いていた、というところだ。
私の認識では、彼は戦争大好きイカレのポンチなはずだが、本作では 、むしろ彼こそが軍閥トップとしての見栄を捨ててでも戦争突入を避けようとしていたよ。
まあ、事実が那辺にあるのかは私には知る由もないが、全般的に俳優陣の演技が迫真であったことと、若かりし加山雄三さんや黒沢年男さんなどが、もはや誰なのか分からないほどの若造で、加山さんに至っては瓶底眼鏡を掛けているため、冗談かと思うほど不細工だったことは新鮮だったよ。
私は恋愛などを混ぜ込んだマンガのような歴史映画よりも、こう言ったリアリティを追求した作品のほうが好みらしいな。
さて、山頂で30分ほど休憩したので、そろそろ下山開始だな。
今日は天気に恵まれたが、山頂は雲に覆われていて、残念ながら雲海は望めそうにないな。
時々、冷たい風かそよぐので、それがとても気持ちが良い。
では、下山開始だ。