のんchan

我は海の子ののんchanのレビュー・感想・評価

我は海の子(1937年製作の映画)
4.0
スピルバーグ監督が子供の頃に観て大感銘を受けたというので観たかった✨
確かに良作、文部省推奨映画のよう...泣けました😭

原作はイギリスの児童文学作家ラドヤード・キップリング(ノーベル文学賞受賞者)の『勇ましい船長』

主演はこの作品でアカデミー賞主演男優賞に輝いたスペンサー・トレイシー(当時36歳)
心にじんわりと響く演技は必見⭐️


富豪の1人息子のハーヴェイは母を亡くし、父親は仕事が多忙で殆ど会えず、執事やメイドたちから甘やかされて我が儘に育っていた。友達からも嫌われ、学校からもやんわり休学を促される始末。
父親と豪華船旅に出掛けた最中に誤って海に落ちてしまう。
たまたま近くにいた漁師のマヌエル(スペンサー・トレイシー)に助けられ、そのまま遠洋漁船の中で世話になり、人間的に成長していく姿を描いている。

ハーヴェイは賢い子なので、環境に身を任せねばならないと察知する。そこには世話好きで優しく、心が広く温かいマヌエルがいたからであり、マヌエルから1つ1つ人生の教訓を学び、仕事も覚えて良き相棒のようになっていく。マヌエルが自分の父親だったらと願うまでに...ところが、悲劇の事故が起きマヌエルが帰らぬ人となってしまう。
帰港し父親が迎えに来てもマヌエルを思って涙するハーヴェイ。その姿を見て父親の気持ちに変化が起きる。

ほとんどが荒波の船上。男の世界。協力体制じゃなければ出来ない仕事。感化され海の男になりたくなる気持ちが伝わりました。



※ボブおじさんから教えて頂きました。感動しました🥺ありがとうございました💕
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