春休み、家族旅行に行けない事を嘆くのび太は玄関先で不思議なトランクを見つける。そのトランクはスキーと海水浴が同時に楽しめて、ブリキの玩具たちがもてなしてくれる不思議なリゾート地《ブリキンホテル》へと繋がっていた。
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|| 『 90's_animania 』 ll
|| 提供 あちゃん よーだ ll
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( ) ̄旦 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∕
◆大長編ドラえもん第十四弾
藤子・F・不二雄(当初の名義は藤子不二雄)により1969年から連載された日本を代表する漫画『ドラえもん』の大長編作品。
大長編十四作目のテーマは『利便性』。
至れり尽くせりのリゾートホテルでの休暇を皮切りに、利便性が向上しすぎることのリスクが描かれていました。やはり大長編ドラえもん、ここ数作品日かなりエッジが効いたテーマが多く取り扱われている印象です。
ひみつ道具をあてにして努力を怠るのび太くん。調子に乗ったり逆ギレしたり、かなり精神年齢が低く描かれていました。これも道具に頼らず自立することを促すことを描くための演出。イライラする気持ちは隅に追いやります。
【ドラビアンナイト】では四次元ポケットを奪われてひみつ道具が使用不可というデバフをかけられていましたが、今作では冒頭からいきなりガリバー旅行記のような展開から《ドラえもん》が拉致られてしまいます。まさかのドラえもん封じ。子供たちだけで手を取る姿は自分の足で立ち上がることを訴えかけてきます。同作でポケットを盗られたドラえもんに対してスネ夫が「中古のロボットだ!」と罵っていましたが、中古品でも司令塔がいないと物足りなさを感じました。
◆開業記念無料サービス期間です!
科学技術が高いチャモチャ星では人間が堕落し、ロボットたちが星の実権を握ろうと画策していました。大ボスのナポギストラー一世のビジュアルが中々恐怖。低音ボイスでちびっ子たち的トラウマキャラの一、二位を争う逸材ではなかろうか。
こんなヴィランと戦わせるために事情も説明せず少人数の子供たちを誘い込んで拉致してしまうチャモチャ星人は本当に鬼畜だと思うんだ。
今作を観た子供たちには是非とも《無料より高いものは無い》ということを肝に銘じて欲しいものです。
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Dear.あちゃん
生活習慣病にならないように適度な運動をしないとなって思ったよ(;'ω'∩)
結構オトナもヒヤリとさせられる内容の作品だったね〜(•ᴗ•; )