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ミヒャエル
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目次

『ミヒャエル』に投稿された感想・評価

孤独な男《ミヒャエル》と
ミヒャエルに誘拐&軟禁された
10歳の少年の、奇妙で歪んだ
共同生活を描くドラマ🎥
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
⚡︎🔒全体的にハネケっぽい️🔒⚡︎

…と思ったら、本作の監督である
《マルクス・シュラインツァー》は
ハネケ作品でキャスティングディレク
ターを務めた事があるとの事。納得🙌

♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱⋰ ⋱✮⋰ ⋱♱

誘拐・監禁・小児性愛…地下室に閉じ込め
た少年とミヒャエルの様子を淡々と描く…

10歳の少年を軟禁するミヒャエルは
夕食時のみ少年を地下から出してあげて
数時間だけ一緒に過ごす。その後はまた、
地下に閉じ込める。…と言っても地下の
部屋は子供部屋のようになっていて、
生活用品はある程度揃えられている🏠

クリスマスには2人でツリーの飾り付けを
したり、こっそりドライブにも行ったり…
でも時には地下から出てきたミヒャエルが
ズボンを下ろした状態で洗面所に向かい、
下腹部を洗う様子もある。やめてくれ🤦‍♀️

まるで親子のように過ごすミヒャエルでも
小児性愛者である事は間違いない⚠️

ミヒャエルは友達は居ないけど会社では
真面目に働く男。勿論、少年を軟禁してる
事は誰も知らない…そんなある日この生活
が大きく変わる出来事が起きる…㊙️


開始早々で雰囲気がハネケっぽいなと★
音楽なし、セリフも少なめ、カット割が
独特、ラストは “ぶつ切り” で終了💁‍♀️笑

誘拐の経緯・少年の親など…細かい事は
描かれないけど、観ていく内に何となく
色んな事が『予想』できてくる💡

独特な見せ方とラストのぶつ切りも含め
好みが分かれる作品になる気がしますが、
ハネケ好きなら好きな作品になるような
気がします🙆‍♀️全体的に何か気持ち悪さが
まとわりつくような作品… 私は好き🙋‍♀️笑
emily

emilyの感想・評価

4.1
 保険会社に勤める35歳の男ミヒャエルは独身で真面目な男だが、ある秘密がある。それは自宅の地下室に10歳の少年ウォルフガングを監禁していることだ。少年は夜の数時間だけ部屋から出ることを許され、また次の夜まで閉じ込められる。ある日ミヒャエルが交通事故で入院することになり・・・

 児童誘拐、監禁などのタブーに切り込みながら描写はいたって日常の当たり前を淡々と紡ぎあげるようにミヒャエルの目線で描かれていく。人付き合いが多い方ではないが、社会とのつながりはしっかり持ち、仕事を真面目にこなし、日々の”ふつう”をしっかりと描写していく。しかしその“ふつう”は彼自身が本来の自分でいられる”普通”の生活とは反しているのだ。家に帰り地下の一室にはウォルフガングが居て、二人のなれあいは親子のそれそのものだ。一緒に食事をして、遊ぶ。直接的な描写はなくとも、ミヒャエルの目線や手の動きが性的欲求を表現し、少年の小さな抵抗は見事に打ち砕かれ、自分が自分で居られる居場所を守るため、日常の生活を見事なまでに演じている。

 閉鎖的なカメラワーク、ほとんど会話のない日々、他の子供との会話、不穏な部分を日常の隙間にこっそりと忍ばせ、何も起こらない日々の中に潜む狂気はまるで誰しもが持ち合わせている物のように、”普通”の物として綴られるのが今作の極悪な部分であり、見事に観客の心理に溶け込んでくる。
ジワリと迫る緊迫した空気感が観客と一致するように弾けるのがある夜の食事のシーンであろう。固定カメラで横から二人を捉え、まるで絵画をみているかのような美しいシーンであるが、少年の受け答えの一言で見事に二人の関係性と、少年が抱えてる物のすべてが見えてくるのだ。所詮子供の力では大人に及ばない。そのパワーバランスをしっかり把握し、絶対に出ることができない檻の中にいつも少年が居る安心感は彼の日常を構築するために必要な存在であり、それはずっと変わらず続いていくかのように作品は綴られていく。

当然永遠に続く物などないが、このままの二人の関係がずっとそのまま続いていけばと観客に願わすのは、それが気が付けば観客にとっても”普通”になっているからだろう。当然異常な事だとわかっている、しかしミヒャエルの普通が壊れなければ、事態が悪化することはないと思わせる、異常な感情を自然な流れで観客に植え付けてくる威圧感を持ち合わせているのだ。そうして気が付いたら異常と普通の境界線がぼやけていく。誰もが隠し持っている狂気、要はそれが浮き彫りになるかそれとも生涯隠し通せるか。人の中身など見た目では全く判断できない。ラストからエンディングの悪意と不気味な余韻への落としも絶品だ。自分の中の”普通”が破壊される。異常なのは彼なのか、それとも普通だと感じてしまう自分なのか・・・
RIO

RIOの感想・評価

3.8
男の生活の極めて潔癖さが冷酷な内面を連想させる

お仕置きでもされているみたいに暗闇から出てくる少年 向かい合って食事をする 早い段階で親ではない気がした

自分だけが陽の光りに当たり 男が見せようとしているもの以外は閉ざしている
恐ろしいエゴイストの犠牲になってる子供たちがいるなんて こんな男が同じ地球の空気を吸ってると思うと憤りしかない

マルクス・シュラインツァー監督は「白いリボン」のキャスティング・ディレクター 何回も期待を裏切られ希望を抹殺してくる 流石 擦りきれるようなヒリヒリ感があって猛烈な感情移入

誰にも疑われずにいた
その隠されていた事が陽の目を見る瞬間が地底からごりごりと引き摺り出されるような迫力がありました

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