ベルイマン作品ですが、神も哲学も考えずに観られる明るく楽しいロマコメです。
ある別荘で展開される不倫だらけの恋の群像劇。どろどろの関係性なのに、なぜか観終わって爽やか。
メイドのペトラ役のハリエット・アンデルセンがすごく可愛い。恋人の馬丁とのやりとりが明るくて魅力的だった。
スウェーデンの白夜の夏を思わせる、タイトルにもなっている馬丁が口ずさむ詩がいい。
夏の夜は三たび微笑む
一度目は若い恋人たちのために
二度目は救いのないマヌケや愚か者のために
三度目は悲しい者、虐げられた者、
夢破れた孤独な者のための微笑みだ
(中略)
風車と麦の穂と青空のラストの爽快さ♪
ラスト15分に0.2プラス。
鎌を持った死神のからくり時計が欲しい〜
📌wiki情報
ベルイマン監督がプロデューサーに次回作が興行的に失敗したら二度と映画を作れなくなると脅されて今作を作ったのだとか。今作で成功したので、この後は好きに作れるようになったそう。
ハリエット・アンデルセンと監督は今作の撮影中に破局したとか。