たまち

塔の上のラプンツェルのたまちのネタバレレビュー・内容・結末

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

・一度見たと思っていたが、全然ストーリーを忘れていた!

・また音楽が冴えわたる…特に『Kingdom Dance』の曲が良すぎる!絶対忘れないし、突き抜けるような青空や浮かれる足取りを思わせる名曲。『Mother Knows best』もミュージカル楽曲として完璧な見せ場やアレンジの幅を残す最高の出来。Repriseは前後の台詞さえ歌うかのように調子が良く楽しい。言わずもがな他のデュエットやアンサンブルも耳に残る軽やかなナンバーが勢ぞろい。

・3D姫は作画崩壊しないと思っていたけれど、意図的にかわいい一辺倒じゃない表情を含ませているんだろうな。

・フリンをはじめ悪っぽい顔の人たちが大活躍で愉しい。アラジンあたりからの潮流で、フリンも恋人の姫と一緒に成長する感じ。

・珍しく物言わぬ相棒パスカル、色が雄弁で可愛らしい。マキシマスも良いコメディアンだった!

・心の底では薄っすら虐待や搾取に気づいていたとはいえ、あるていど不自由なく生きてこれたのに『実の母ではない』と分かった瞬間にそこまで拒絶できるものだろうか…後で後悔しないかなと少しだけ不安になった一幕。
たまち

たまち