たまち

300 <スリーハンドレッド>のたまちのネタバレレビュー・内容・結末

2.3

このレビューはネタバレを含みます

歴史物だと思って観たのが間違い、壮麗な古代風ファンタジーだった。見方が違えばもう少し楽しめたかもしれない。

・ナレーションと強いフィルタのかかった映像がすこしドラマっぽい。
大掛かりなCG、多用されるスロー、「いかにも」な衣装、絵本のように挟まれるナレーションによって進められる物語、伝説譚的要素は満載だけど、その分感情移入はあまりできない…。


・スパルタ人はほぼ裸なのにペルシア軍はは動きにくそうな謎の鎧に仮面、牛刀。ヨーロッパ史観はとにかくアジアをまとめがちで雑に感じる。

・筋肉祭りの中でもレオニダスのいかつさ、低い声が映える。
・王妃が微妙。行動も謎だし、演説も正直そんなに心に来ない、援軍も出ない、スパルタの女の強さどこいった?何のために出したんだ…?

・ラストも意外。あれだけ奮闘したのに、一発逆転に失敗してほぼ白兵戦もできず矢で全滅。 

・隊長が1番かっこよかった!右腕としての安心感、息子をとの関係、人間味もあり強く、ラストまで何人もの敵を切り伏せて道連れにしていてヒロイック。

・イケメン俳優枠と思ってたロドリゴがペルシアの金キラ王で泣いた。面白かったけど!背も高く声は地の底から響く。地声なのかな?
たまち

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