深獣九

クリープショーの深獣九のレビュー・感想・評価

クリープショー(1982年製作の映画)
3.5
一見子ども向けのようだが、どうしてどうして子どもだけではもったいないクオリティ。
楽し懐かしいホラーが5編。

最大の特徴は「理由がない」こと。
奇怪な物語に理由はない。

死後7年も経つのに蘇る父親も、隕石が辺り一帯を草ぼうぼうにするもの、溺死体が復讐しにくるのも、140年以上前に封印された箱に生きた怪物がいたのも、大量のゴキブリがなぜ発生したのかも。

理由はわからないが、なぜかすんなり受け入れてしまう。不思議な映画😁

どれも楽しめるが、特に第5話の大量ゴキブリは圧巻。こんなに出てきたら、この主人公じゃなくても気が狂う。それにたぶん本物を使ってる。思い出しただけで全身に鳥肌が立つ。演出の勝利。さすがロメロ。

スティーブン・キングの熱演も見どころ。大好きな『裸の銃を持つ男』のレスリー・ニールセンの出演も嬉しかった。
深獣九

深獣九