しょーご

華氏451のしょーごのレビュー・感想・評価

華氏451(1966年製作の映画)
-
この手のディストピアは大好物で、「活字を禁止」という全体主義的発想は『1984年』や『アルファヴィル』にも見られるものだが、どこか惹かれてしまうんだよなあ。絶対になってほしくない気持ちとは裏腹に怖いもの見たさみたいな気持ちが作用しているのだろうか。

かのポルポト政権は知識層はおろか、眼鏡をかけた人まで虐殺したというのだから、ディストピアなんかではなく、当時上述した作品が作られた背景には本当になり得る世界線への警鐘みたいな意味合いもあったんだろうなあ。

とかぐるぐる考えていたところ、4人の雑コラ飛行隊が飛んできて、くすくすと笑ってしまいました。なんともSF嫌いなトリュフォーが垣間見えました。
しょーご

しょーご