貴族の身分に驕り労働者を蔑むロペ。家族からは疎まれ、両親は彼に遺産を残さなかった。そんな男のもとに養女として引き取られた可憐な少女トリスターナ。彼はトリスターナを自分の所有物と勘違い。“父親であり夫である”とか"男として見てほしい"とかキモすぎる好色爺。外の世界を知ったトリスターナは泣き寝入りせずにロペから離れる決心をする。それでハッピーエンドかと思いきや…
終盤どんどん冷酷になるトリスターナにいいぞ、もっとやれ!と応援してしまった。
窓辺に立ってサトゥルノにむかって身体を晒して見せたトリスターナの表情が強すぎて最高。
こうして思い返してみると『哀れなるものたち』と遠からずかも。