“どうか夢であってくれ”
2度と観ないと誓っていたのに再鑑賞
ちゃんと感想書きます。
この作品を知ったきっかけはヘヴィメタルバンド「Metallica」というバンドの楽曲「One」のMVのなかで映像と音声の一部が使用されていたからです。
数ある戦争映画の中でも衝撃度は間違いなくNo.1(僕の中では)
トラウマ級の怖ろしさでした。
四股、目、耳、鼻、口を失いつつも奇跡的に生きている青年の物語。
もし、自分がその状態に陥ったら?
早く殺してくれと言いたいところですが伝える手段もないのです。
ただ朦朧とベッドに寝ているだけ。
昼か夜か現実か夢か、ただ、ただ、何も分からず時間だけが永遠に過ぎていくのを待つんです。
これを地獄と呼ばないなら何が地獄なのでしょう。
“ジョニーみたいになりたくないだろ?”
この、世にも怖ろしい人体破壊を通してそんな痛烈なメッセージが響きます。
一応のストーリーもありテンポも良いので退屈する事なく観られると思います。グロ、ゴアな描写もありません。
そういった意味では観やすい作品ではあるのですが…。
悲しい、泣ける、その様な感傷的な感情を超越してくる映像体験を出来る事は間違いないのですが、とにかく精神がやられます!
実際、僕は2、3日落ち込みました。
鑑賞する際は体調整えて下さいね。