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バベットの晩餐会のmarucoのレビュー・感想・評価

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)
5.0
ある日ほっぺたをつねるほどの嘘みたいな夢のような大ご馳走…、
棚からぼた餅が落ちてきて下で寝てた人の口に入るんやな、笑💓
これを棚ぼたとも言う、

生涯一度も食べられへんであの世に召される人達がようけいてはる中、
このグループの方々は幸運の塊❣
無料で提供してくれるフルコースは顎が落ちるほど身震いするほどの絶品料理の数々…、招待されたグループの皆さんはそれらの美味しさ見事さに舌を巻く。
ただ、そこにはある条件があった。

若干の、否、そこそこの宗教の香りも感じなくはなかったけれど、元一流調理人が設える見事な手料理の、鼻先をくすぐるスパイシーな匂い、海ガメのスープ、芳醇なワイン🍷🥂そしてそれら食材達を生命あるうちに丁寧に丁寧に捌き決して無駄なく大切に大切に調理を施してゆく。

とても美しい作品だった。
集った人達のモノクロの表情が、
嬉しいて幸せで頬はみるみるうちにまばゆいバラ色🌹に染まってゆく。
人も手料理も愛に溢れてた。
私自身の今有るおそらく有り続けるであろう哀しく廃れた気持ちをどうしても払拭したく本作を選択しました。
ほんまに観て良かったと思った。
自分は大丈夫やと思った。
久しぶりにキレイな涙をひとつ
ふたつこぼしました。

今年は一作一作をきっともっと、
吟味し、大切にしてゆきます。
そしてよろしければ、
マタここでアワシテクダサイ、
           
      ハレルヤ、ハレルヤ🫶
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