こぅ

真珠の頚飾/真珠の首飾りのこぅのレビュー・感想・評価

真珠の頚飾/真珠の首飾り(1936年製作の映画)
3.8
エルンスト・ルビッチ監督作だと思っていたら製作
のみで、 、
フランク・ポーセージ 監督による【サスペンス・ラブ
・コメディ】。

パリで高価な真珠の首飾りを盗み出したマドレーヌ(マレーネ・ディートリッヒ)は、スペイン国境の検問所で休暇旅行中の青年トム(ゲイリー・クーパー)のジャケットのポケットに真珠を忍び込ませる…。

OPタイトルバックのセクシーな胸元と真珠が唆る〜
ヒッチが真似た⁈ってくらい【◯◯コ】ソックリな
カメラワークから導入〜。

序盤のゴージャスなマダム、マドレーヌの詐欺手口
は見所。

滑り出し(テンポ)はなかなか良いが、半ばで少し
停滞気味⁈になったり、話が転がらない、展開が
広がらない脚本は【今一つ感】が否めない。
トムのジャケットから真珠を出させる方法は上手い。

売りであるイケメン&イケジョ、ゲイリーとマレーネ
の2ショットは、流石に【眩しい】が、ラブラブと
しては、後半にやっと、、という感じだし、
マドレーヌのトムへの気持ちの移行も唐突というか、
伝わり難かっかな⁈
要するに盛り上がりに欠けた。
厳しく言えば、2人のゴージャス出演だけに頼って
しまったような印象。

もっとも、秀逸な脚本だったらエルンストが自ら監督
していた⁈と思うし、、。
脚本家3人だと纏まりに欠けるのか⁈。

クライマックスでは、盛り返す見所が。
トムの圧勝が心地良い。
特に足長(身長190㎝)を利用したシークエンス。


ラストは、、かなり急ぎ足だが、予定調和に纏めた。

基本、コメディなので。


*マレーネ(歌も披露)の美しさに0.2加点。
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