描かれる状況は雲高ゼロと同じで死が真近にある中、己をかけて突撃するか否か。
マーチとバクスターの関係は上司と部下でもなく恋敵でもなく、ホークスらしいホモソーシャルな関係。
終始纏わりつく戦場の絶望感…
このレビューはネタバレを含みます
「永遠の戦場」(1936年)を鑑賞。
シネマヴェーラのハワード・ホークス監督特集のうちの1本。
第一次大戦中のフランスが舞台。
ある従軍看護師が、婚約者である大尉と偶然出会ったその部下の中尉との間で…
激アツ。永遠の戦場という虚無において、それでもなお連綿と受け継がれていく意志。空襲→塹壕守備→突撃→電話架設と、躍動と緊張が交互に構成された戦場の緩急と迫力が圧巻。ランプを投石で破壊する磊落かつ能率…
>>続きを読む映画の展開力が素晴らしい一本。
親子関係、男女の痴情のもつれ、それら横軸を、小道具、戦線の変化、そしてユニークなモブキャラ達が縦線となって繋いでいく。
ディティールとして面白かったのは、塹壕のさらに…
ホークスの別の作品と同じオチなので、途中で結末は分かってしまうけど、それでもジーンとくる。三角関係と老兵の話があって、クライマックスですべてを解決している。リアルな戦闘シーンも良かった。
「ハワー…
初ハワード・ホークス。
いい戦争映画はしんどくなる。これもなかなかしんどい映画だった。
名撮影監督グレッグ・トーランドのカメラの臨場感が戦争を強調する。特に砲弾の雨の中を駆ける兵士たちのローアングル…
「ハワード・ホークス監督特集II」にて字幕版を鑑賞。
第一次世界大戦のフランス戦線を舞台にして、主人公である二人の将校を中心に苛烈な戦場における兵士達のホモソーシャルな関係性が描かれる。
193…