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お茶漬の味のmasayaanのレビュー・感想・評価

お茶漬の味(1952年製作の映画)
3.0
高級とりの夫と、学生気分の向けないハイカラ女のお見合い結婚、その後の長い長い憂鬱。検閲云々の話が語り草過ぎて、あんまり内容が正当に扱われているかは疑問だが、個人的には駄作の部類と思う。とは言えもちろん、ディランとかスプリングスティーンとかプリンスとか、誰でも知ってる系の巨人ですらディスコグラフィーの全てが五つ星とはいかない訳で、そういう意味では、『東京物語』は確かに人間が撮った映画なんだなと安心できるというか。これも含めて何となく、本当は「結婚より女の友情」みたいな対比をもっと正面から描きたかった人なんじゃないかなーと思いましたね。
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