ネタバレなしレビュー。
80分間で描かれる電話ボックス内で起こる短編スリラー。
舞台は携帯電話が普及し撤去されつつあるNYの一角の汚い電話ボックスの中のみ。
ひとつのアイディアからできたような作品だがこれがまたスリラーとして秀逸。
緩急をつけた長いスリラーも世の中にあるが、短くテンポ良く進むこの作品は誰にでも勧められます。
設定上としても80分間の話というのだから、中々に凝ってる。
息を飲む展開が続くので息をするのと口が乾かぬよう口を閉じるのを忘れないようにすることをおすすめします。
電話ボックスどころか公衆電話は日本でもほぼ見かけなくなりましたが、今でも古いビルにある元公衆電話があったであろうコーナーを見るたびにこの作品を思い出します。