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獣人のkojikojiのレビュー・感想・評価

獣人(1938年製作の映画)
3.5
圧倒的にジャン・ルノワール監督作品が上だ。フリッツ・ラングは何を血迷ったのか、このストーリーでいいではないか。変に修正するから、訳のわからない人間になる。
この映画を観て確信した。フリッツ・ラング監督作品「仕組まれた罠」は失敗作だ。

#1457 2023年459本目
1938年 フランス🇫🇷映画
監督・脚本]ジャン・ルノワール
原作
エミール・ゾラ『ルーゴン=マッカール叢書』
音楽:ジョゼフ・コズマ

時々女性を殺したい衝動にかられる病気を持つ鉄道機関士のジャック(ジャンギャバン)。ある日彼は叔母に会い行った帰りの列車で、助役とその妻のビッキー(シモーヌ・シモン)に出会う。助役夫妻はその列車で旧知の金持ちを殺した直後であった。死体が発見されるが、ジャックは夫妻のことを黙っていた。助役の妻ビッキーは口止めのためジャックに近づくが、やがてふたりは恋に落ちてしまう…。

この映画の「獣人」は誰か?フリッツ・ラング監督作品では、夫か、ビッキーを幼い頃から犯しているルボーなのか?
それは観てのお楽しみだ。
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