香華 前後篇を配信している動画配信サービス

『香華 前後篇』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

香華 前後篇
動画配信は2024年5月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

香華 前後篇が配信されているサービス一覧

配信サービス配信状況無料期間と料金
DMM TVレンタル初回30日間無料 550円(税込)
今すぐ観る

香華 前後篇が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

香華 前後篇が配信されているサービス詳細

DMM TV

香華 前後篇

DMM TVで、『香華 前後篇はレンタル配信中です。
DMM TVでは登録時に550ptのポイントが付与されるため、ポイントを消費してお得に視聴できます。

DMM TV
配信状況無料期間と料金
レンタル
初回30日間無料 550円(税込)
今すぐ観る
月額料金無料期間見放題作品数ダウンロード同時再生可能端末数ポイント付与
550円(税込)初回30日間無料21,000作品以上可能1端末550pt 付与

DMM TVに登録する方法

  1. DMM TV トップページから、「30日間無料トライアル!」ボタンを押します。

  2. 「まずは30日間 無料体験」ボタンを押します。

  3. DMM.comのアカウントをお持ちの方はログイン、お持ちでない方は「新規会員登録」ボタンを押します。

  4. メールアドレスとパスワードを入力し、「認証メールを送信する」ボタンを押します。

  5. 受信した「DMM:会員認証メール」の本文にあるURLを開きます。

  6. ページをスクロールし、無料期間が終了した際の支払い方法としてクレジットカード情報を入力し、「次へ」ボタンを押します。支払い方法としてキャリア決済やDMMポイントを選択することもできます。

  7. 入力内容を確認し「登録する」ボタンを押します。

  8. 「はじめる」ボタンを押します。これでDMM TVの登録が完了です。

DMM TVを解約する方法

  1. DMM TV にログインした状態で、トップページからアカウントメニューを開きます。

  2. メニューから「会員タイプ DMMプレミアム」を選択します。

  3. ページをスクロールし、「DMMプレミアムを解約する」を押します。

  4. ページをスクロールし、「解約手続きへ進む」ボタンを押します。

  5. アンケートに回答し「次へ」ボタンを押します。

  6. 続きのアンケートに回答し「次へ」ボタンを押します。

  7. 続きのアンケートに回答し「アンケートを送信して次へ」ボタンを押します。

  8. 再び画面をスクロールし、「解約手続きを完了する」ボタンを押します。

  9. これでDMM TVの解約が完了です。

『香華 前後篇』に投稿された感想・評価

ちろる

ちろるの感想・評価

4.1
202分。ため息つく瞬間もなく画面にかじりついた。壮絶な女のものがたりに

身勝手な母親に振り回されて、いつもハズレくじ。
類い稀なる美貌と色気を兼ね備えながらも、いつの間にやら頑なになった女(岡田茉莉子)のあまりに強くトゲトゲとなっていく女の哀しき人生。
60過ぎてもずっと男にだらしない母親を乙羽信子が見事な演じており。
田中絹代→乙羽信子→岡田茉莉子 3世代の女の業がぶつかり合う演技は目が離せない。

惚れた男 野沢にしがみつく情熱は、運命の糸に宙ぶらりんにされたままで美貌は無駄に消費されていく激動の時代。
母親のせいでどんどん不幸になっていくのに、母親が一向に男日照りにならないという理不尽な人生が妙にリアリティあり納得行ってしまう。
男は付け足しで女たちの魂の演技が心に残る作品だが、木下恵介はなぜにこんなに女を知っているのだろうか?と感心させられる。
こちらは毒親を描いている作品だが、逆に母親の悲劇を描いた「日本の悲劇」と対で観たら、この時代に社会の隅っこで生きた女たちの生き様を全て網羅できると言っても過言ではない気がする。
明治時代の花柳界から大正、昭和と日本激動の六十年を生きた母娘の愛憎波乱年代記。脇役で出演時間も短い若き頃の菅原文太もただならぬ存在感を放っている。
木下恵介監督、有吉佐和子原作。大河ドラマで1年かけて観たくなった。明治から昭和にかけての濃厚な女三代の半世紀だった。香り立つ花は力強く華麗に咲いた芸者の小牡丹(岡田茉莉子)ではなく、地味な三叉の花。思い人と出会えるという花言葉を作ったのは、女郎になった母(乙羽信子)が娘(岡田茉莉子)に託した人生の辻褄だったように思える。

祖母(田中絹代)と母(乙羽信子)の確執、娘(岡田茉莉子)と母(乙羽信子)の確執が激しく全面に出ながら、「家制度」に振り回された女が結びつないだ家族の絆を描いている。

祖母(田中絹代)の背景が一切語られなくても、狂人と言われてきた理由は容易に想像ができる。名家で(嫁いだのか婿養子だったかは不明)男児を産まなかったために、一族から非難され続け耐え、一人娘(乙羽信子)への愛憎と執着が激しく、娘の自由さが許せなかった。娘は険悪な家庭から逃れたかった。おそらく父は家におらず愛妾宅。娘は両親の愛を知らない。

娘(乙羽信子)は母(田中絹代)が狂人と言われていたことで離縁される。母(田中絹代)は自由奔放な娘(乙羽信子)から娘の産んだ孫の朋子(岡田茉莉子)を自分の思うように育てようと取り上げ家を継がせる。物語はここから始まり、愛を求め続けた女たちが時代の苦難を超えたくましく生き抜くさまを、めくるめく展開でダイナミックに繰り広げている。最初は『おしん』かと思った。驚くような展開が続き、長尺でもあきない。

女たちに繰り返す不幸を招いたのは「家制度」で、女に限らず男も縛られていたが、「家制度」から弾かれた女は道を踏み外し堕ちていった。いわゆる「キズモノ」となる。

母(乙羽信子)が女郎していたことで破談にされた娘朋子(岡田茉莉子)は

「お母さんは三度も結婚しているのに私は一回もできなかった。お母さんは三人も産んだのに私は一人も産んでいない」

と泣き叫ぶシーンは圧巻だった。

いくら家に縛られても女の幸せは多様になっていったはず。それなのに、どんな母であっても娘は「女の原型」として母を見る。繰り返してしまう。

神経質なまでに潔癖で滅私だった祖母(田中絹代)に育てられた孫(岡田茉莉子)もまた自分に厳しく自分をころして苦難を乗り越えていく。その間を母は蝶のように軽やかで傲慢で身勝手に自由に漂う。

朋子(岡田茉莉子)の苦難は凄まじかったが、何度でも立ち直る姿は天晴れだった。ヴィスコンティのネオレアリズモ作品『若者のすべて』のロッコ(アラン・ドロン)を思い出した。朋子はロッコのように穏やかでなく、なぜ私ばかりが!と激しい剣幕なのだが、目の前に次々と押し寄せる波のような難題に向き合い、怒りながら周囲の面倒を見て解決していく。滅私な朋子。大黒柱となった。

家制度に振り回され、「ふつうの女の幸せ」(があるかはわからないが)に憧れ続けた三代の女たち。繰り返される「ふつうの女の幸せ」探し。
朋子が連鎖を止められるかはラストに含みがあってゾワゾワした。


恋多き自由奔放な母(乙羽信子)は花言葉を知っていて、心に余裕のない娘(岡田茉莉子)に教える。

「吾亦紅は片思いよ」
「三又は思い人に出会えるのよ。あなたも会えるわよ」

 娘に気楽に恋するよう言うのだが、
三又の本当の花言葉は

「永遠の愛 または 肉親の絆」 。

春いちばんに咲く香りある花に託したのは離縁された夫への愛なのか、恵まれなかった両親の愛なのか。女三代の各々の愛なのか。

牡丹のように華やかな岡田茉莉子が主役だが、香り立つ色気と生々しさで乙羽信子の存在感が強烈に印象に残った。

岡田茉莉子の恋人は軍人の加藤剛。
乙羽信子の最後の恋人は実家の丁稚だった三木のり平。

木下恵介監督これまた素晴らしい作品をありがとうございます。

女三代、祖母、母、自分の人生も重ねて観ました。奔放と厳格は交互に現れるように思えます。

*Unextで観られます。借りていたのを忘れてUnextで観てしまいました💦

『香華 前後篇』に似ている作品

荷車の歌

製作国:

上映時間:

145分

ジャンル:

3.7

あらすじ

明治から昭和20年代までの農村で、時代に揉まれ姑のいじめや夫の裏切りなどの苦難に耐えながら生きる女の一代記。三國連太郎と望月優子が迫真の名演をみせる。

永遠の人

上映日:

1961年09月16日

製作国:

上映時間:

107分

ジャンル:

配給:

  • 松竹
4.0

あらすじ

昭和7年の九州阿蘇。地主・小清水の小作人の娘・さだ子には隆という恋人がいた。地主の息子・平兵衛はある日、片足を負傷して戦地から復員する。さだ子は平兵衛に犯され入水自殺を企てるが助けられる。…

>>続きを読む

女は二度生まれる

製作国:

上映時間:

99分

ジャンル:

配給:

  • KADOKAWA
3.8

あらすじ

はじめは女として、二度目は人間として…。芸者小えんの姿をとらえて人の心の美しさ醜さを描き、大きな感動を与える文芸巨篇。

にっぽん昆虫記

製作国:

上映時間:

123分

ジャンル:

3.8

あらすじ

今村昌平監督が、大正~昭和、戦後復興期へと激変する社会の底辺で、コールガール組織を仕切るまでになった1人の女のバイタリティに満ちた半生を生々しく描いた1963年の人間ドラマ。昆虫記とは昆虫…

>>続きを読む

飢える魂

製作国:

上映時間:

79分

ジャンル:

配給:

  • 日活
3.4

あらすじ

入院した道代の見舞いに訪れた令子とまゆみ。道代は年の離れた夫を持つ裕福な令子と、未亡人ながらも建築ブローカーを務めるまゆみをうらやましがるが、2人はそれぞれ生活に不満を抱えていた。そんなあ…

>>続きを読む