黒沢清のVシネマ復讐シリーズ2作目
復讐をしている安城だが、敵が分からずヤクザの友人たちとゲームをしたり、まったく無害の人々を殺していく。
『運命の訪問者』が傑作過ぎたためこちらはそれほどハマらなかった。なんでと思ったら、『蜘蛛の瞳』とプロットが同じで黒沢清が脚本してるからやりたい放題なんだよね。
だからか自分にはハマらず…。
だらだらと話が続くだけで、殺人のシーンはあっさりし過ぎだし、インパクトのあるキャラは菅田俊ぐらいしかいなかった。
ただ、安城が住むアパートの2階にいる女の子とのやり取りはとても良かった。あのシーンがあることによって身近な環境の変化が読み取れるし、暴力まみれの安城の幸せな日常が見れる。あとあそこだけ小津安二郎の作品みたいでした。