イングマール・ベルイマン鑑賞8本目❗️
1人の牧師(聖職者として)の1日を追い、心の中をそのまま正直に見せるだけの86分。
先に個人的なことを言えば、信仰心はありません。育った環境は普通のサラリーマン家庭だったけど、祖母がいて、毎朝、お仏壇へ"オボクサマ"にご飯を供え、生花を飾り、常にお菓子や果物を供えている家で育ち、月1回お経を唱えに来るお寺様が来た時には、手を合わせなさい🤲と言われてそうしていた。お盆、お正月には特に丁寧に。
でも高校は学校法人ノートルダム◯◯清心学園で、クリスマスミサ🎄とかしてました😅
そんな感じで、宗教に拘りはなく何も信仰しておりません。
けれど教会の牧師の考え方に興味を持って鑑賞しました。
この主人公は極々俗世の普通の人間だと言うこと。
4年前に愛する妻を亡くし、それからは信仰心も上辺だけ。教会に来る人々も形だけ。助手もオルガン弾きもボランティア?
独身の女教師が牧師を好き過ぎて、奥さんの亡くなった後に、2年間一緒に暮らしたようだが、心底牧師に嫌われている。それでも日々教会へ通う痛々しさ。更にあからさまに態度と言葉で教師を嫌う牧師。やるせないな〜...
端から神がいると思っていない私は、聖職者って形だけ、お飾り(クソ坊主とかって本当にいるし)と思ってるので、やっぱりね〜と観れましたけどね💦
ベルイマンもそこを言いたかったんだと思ったらスッキリしたわ。