のんchan

ブエノスアイレスの夜ののんchanのレビュー・感想・評価

ブエノスアイレスの夜(2001年製作の映画)
3.5
過去鑑賞(備忘録より)

【演技は一流な三流サスペンス劇場】って感じ💦
ガエルに夢中になってた頃に観漁った中の1本


マドリッドに住んでいるカルメン(セシリア・ロス)は、父親の病気の報せを受け久しぶりに故郷のブエノスアイレスへ帰ってくる。
彼女は実家には泊まらずにアパートを借り、愛人紹介所から1組のカップルを呼び、隣室でセックスをさせる。そうしてカップルの営む声を壁越しに聞きながらひとり自慰に耽る。
カルメンは昔負った深いトラウマがあり、異性に触れる事が出来ない身体になっていた…

次からそのカップルの若い男グスタボ(ガエル・ガルシア・ベルナル)だけを隣室に呼び、恋愛小説を読ませ、その声を聞きながら自分を慰めはじめる…
エロティックな映像を想像しますよね…確かに…でもエロ映画ではないです😅

グスタボは仕事として付き合っているうちに、孤独を漂わせるカルメンに惹かれていき、結局、母と子ほど年齢差のある女と恋に陥るのだが…
心に残るシーンが幾つか…
カルメンがグスタボに「カルメン、カルメン」と自分の名前を呼ばせるシーン。
壁越しに背中合わせになりながら、グスタボが恋愛小説を読み、カルメンが聞いているシーン。

2人がスンナリと馴染んでいったのには、実は2人の知らない因果の理由があった❗

1976年に起きたアルゼンチンの軍事クーデターを背景にしている(←ここ大事)

若くて可愛くて甘いガエルが観れるし、セシリア・ロスの好演は素晴らしいです。
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