フランスの巨匠アラン・レネ監督のヒューマンドラマ❗️
私が持つアラン・レネのイメージはホロコーストのドキュメンタリー『夜と霧』で強烈に印象付けられましたが、こちらは全く違う方向性です😌
作品情報には"6人のパリジェンヌ"が孤独で失敗しながらも本当の愛を探す...と誘導してあるので女性の話かと思いきや...
かなり黄昏た男女それぞれ3人の人間模様でした。
真冬のパリが舞台。どんなシーンでも雪が降り続いていて、コートの肩に乗る雪❄️が寒さを強調し、それはそのままそれぞれの寂しく生きる人生を描いているようです(がしかし、降らせ過ぎ😁)
キャストは有名どころが揃っています❗️
・ティエリー(アンドレ・ドゥソリエ、60歳)
不動産業を営む男性。性的妄想嗜好強め🫣
・シャルロット(サビーネ・アゼマ、57歳)
信仰心の強いティエリーの同僚。夜はリオネルの寝たきりの父親の世話をしている。信仰心の裏側はまさかの強烈過激スタイルに😳
・リオネル(ピエール・アルディーティ、62歳)
ホテルのバーのバーテンダー。父親との確執がある。ダンの良き話し相手。ラストはシャルロットと分かり合える😌
・ガエル(イザベル・カッレ、35歳)
ティエリーの妹。出会い系の広告でダンと出会う、欲求を隠しながらも大胆🥺
・ダン(ランバート・ウィルソン、48歳)
元軍人の無職の男。ニコールと学生時代からの関係だが結婚に踏み切れず酒と女好き😩
・ニコール(ラウラ・モランテ、50歳)
ダンと暮らす為、アパート探しでティエリーの不動産屋を訪れるが...自立する女🙂
ティエリーは信仰心の深いシャルロットから宗教色強めのビデオテープ📼を渡される。彼女のことが気になっているティエリーは嫌々見終わると、なんとそこにはセクシーで挑発的な下着姿のシャルロットが映し出される😲
相関図が上手いこと出来上がるのだが、同僚、兄妹、友人、恋人同士...一緒に暮らす人がいるけれど、それでは埋められない孤独が各々の中に存在している。
16年前の作品ですが、人と人の繋がりの希薄さ、孤独を抱えた人達はいつの時代にも存在している。それを優しい視点で描いた佳作でした✨
※さすがフランス🇫🇷だけあるな〜、恋愛は幾つになってもお盛んなお国柄。キャストの平均年齢が高過ぎてシニア作品みたいだったかも?🤫