ネバダの砂漠地帯で異常な振動が観測され、地震学者や付近の住民たちが現地に赴くが、その振動の正体は、なんと地底に生息する謎のモンスターの仕業であった。
やがてモンスターは次々と人々を襲い始め、人々は街へ避難していくが…。
妙な人気でシリーズ化しちゃった、実にB級テイスト溢れる映画の第1作。
ネバダの砂漠地帯にある小さな田舎町に突然出現した未知の生物。
地中を自在に移動する巨大な蛇状モンスターと住民の攻防が、白昼の下で展開される。
B級映画のお手本みたいな作品ですね。
あれだけ広くて明るい田舎の砂漠が、あっという間にジョーズの潜む恐怖の海になっちゃうのだから、そこんとこの設定と演出は革新的だなぁと思いましたね。
モンスターはリアルだけど何となくチープだし、キャラクターたちは襲われてる時でもどこか能天気。
全編通して漂うユル~い雰囲気が何とも言えず心地良いです。
グロイシーンもないので、子供が見ても大丈夫です。
けど、物語のテンポは良いので最後まで飽きません。
このバランス感覚、すごいなぁ。
舞台は明るい地上だし、キャラクターたちも個性的で楽しいので、怖さはほとんどありません。
低予算ながらも独自の発想で生まれたB級映画の傑作。
ラストも微笑ましくなります。
テンポいいし次から次へと何かが起きて飽きなくて面白い。
いつまでもB級名作(褒め言葉)として語り継がれたいものです。