アントニオーニの天才ぶりを堪能できるサイケデリックムービー。
セスナ機を盗んでヘラヘラと操縦していくシーン、快楽のまま延々と繰り返す爆発シーン等ぶっ飛んでるなぁ。
フラワームーブメントとその終焉が描…
いくつか切り口があるだろうが、公開当時70年頃のアメリカを象徴的に描いた作品なのかなと思った。学生運動という、反体制勢力の内部にさえ存在する画一性や同調圧力に馴染むことのできない主人公の男と、物質至…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ミケランジェロアントニオーニの僕の砂が空に舞う、、、
砂丘の砂粒、人々、
2009年5月18日 16時34分レビュー
ミケランジェロアントニオーニ脚本(他三名)監督。
アメリカワ…
前作の英国編の好評に気をよくしたカルロ・ポンティさんがもはや世界中から「不毛の人」と見られるようになったアントニオーニさんに「ほんなら次はアメリカやろ」と。そんな乗りで撮ったんじゃないかと思えるあま…
>>続きを読むピンボケや明らかに見辛い構図、徹底的な静寂と、それを切り裂く音楽や爆発音、小道具一つとっても潜在的な何かを感じとにかく格好いい
ただ、やはりこういう反物語にカテゴライズされたもののように、観客に一定…
意外とアクション映画。
愛の不毛とか孤独とかよりもミケランジェロ・アントニオーニの映画は構図、色味、カメラがキレキレでそれだけで2時間見られる。
ヒッピーが砂漠の中でフリーSEXしまくるだけの映画で…
初めてみたアントニオーニの映画。
非常に分かりにくいシーンの連続で、うまく感想を表すことができない。ただ何と無く、この映画を見終えて梶井基次郎の『檸檬』に似ているなと思った。
『檸檬』の書き出しは…
ベトナム戦争の最中、高揚する学生運動。しかし、そんな時代の流れと対比するように大きな開拓事業が進行して行く。学生運動に参加する男と、大手建設会社の社長秘書の女が砂漠で出逢う。
なかなか、ここまで抽…