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マッドマックスのmatchypotterのレビュー・感想・評価

マッドマックス(1979年製作の映画)
3.6
次々参りましょう。
3部作×4シリーズ、ぐるぐるローテーション。
Part.Ⅵ。1週目③。

実は、実は初めて観る。元祖『マッドマックス』シリーズ。

『怒りのデスロード』は観たし、この後の劇場公開最新作『フュリオサ』もワクワク楽しみ。
ということで、この機を逃すまいと、ついに。

この映画、オーストラリアの映画なんだな、知らなかった。

メルギブソン、若い。
この主人公“マックス”が彼なのは知ってたが、いざ観てみると若過ぎて最初は本当にメルギブソンか疑うレベル。

とは言っても、この頃も、『リーサルウェポン』の頃も、『サイン』の頃も、最近も、いつでも、どこでも、渋いな、この男。

1作目は思ってたよりも浮世離れしてない話だった。もっと荒廃した世界で〜水が〜みたいな話を想像してた。

そのすべての序章、“マックス”が“マッドマックス”になる話、みたいな。

車を乗り回し、バイクにまたがり好き勝手やってる荒くれ者どもを取り締まる警察官のマックス。
その報復のような形で、旅先で妻と子供を無惨にも殺されてしまう。

怒りに燃える“マッド”な彼は、特殊なパトカー“インターセプター”を手に入れて、1人で彼らの駆逐を誓い、立ち向かう。

リベンジ系のシンプルな話ではある。
だけども、広大なロケーションと、ハイスピードのカーアクションの迫力、荒くれ者どもの出立ち、残忍さ。

そして、妙に人気の少ない街並みや風景が少しずつ荒廃感というか、悲壮感というか、寂れた感じを彷彿とさせてくる。

バイクでどこまでも執拗に追ってくる輩どものふてぶてしさ、理不尽さ。
これを最後の最後まで徹底的に描いてくる。

そして、後半のクライマックスで“マッドマックス”が一気に全開に。

暴走族追走用の特殊なパトカー“インターセプター”、めちゃくちゃカッコいい。
ビジュアルも性能も、そして、それをハードボイルドに乗りこなすメルギブソンも、なんて絵になることか。

負傷したこともあり、さらに怒り心頭の“マッドマックス”のまさにデスロードの始まり。

殺風景なロケーションがより一層、彼の怒りにフォーカスさせて剥き出しにしてくる感じ。
最後は本当に怒りに染まってる1作目。

※24年3月、映画オススメブログ、始めました。
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『matchypotterと映画の秘宝』
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作品単発のレビューはここでやっているので、こちらは企画記事メインに挑戦したいと思います。
皆さん、時間がある時にでも見に来てください。
(まだ始めたばかりでお粗末が過ぎるブログですが)
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