なつこ

汽車はふたたび故郷へのなつこのレビュー・感想・評価

汽車はふたたび故郷へ(2010年製作の映画)
3.0
お国柄、検閲や、やたら口を出される業界のしがらみは自由度が低くて、ユーモラスなイオセリアーニにはとんでもなく窮屈だったろうなと想像出来る。

ただ、くすくす笑える群像劇的なところもほとんどなく、監督の色である「どんな出来事も同じ温度」というのが、逆効果になってしまってる印象。
フェイブルマンズの時も少し思ったけど、自分の自伝的作品というのは、脚色するにしても事実を大切にするから、じみになりがちなのかな…。

私はきっとイオセリアーニのユーモラスな群像劇が好きなんだなーと今作で確信しましたw
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