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プラダを着た悪魔のmegのネタバレレビュー・内容・結末

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ラストがとても予想を裏切られて、これでこそ映画だなぁと思ったし、色んな人間関係ががこうであってほしいと思った。


著名人とかが言う、
自分の人生がうまく行っている時には邪魔してくる人が出てくる、そんな人間関係無くなって良い!みたいな定説。

本作でもそれが"昇進"のサインだと。

程度の差あれ、ある程度の年齢まで歳を重ねた皆がそういうことを経験してきたと思う。
自分もそう思ってきた。

でも、本当にそうか?
と思えるラストだったから、裏切られた。

アンディがミランダに意見して会社を辞めたこと。彼の元に戻って謝ったこと。

こういう結末じゃなくて、皆、別々!さよなら!みたいな結末でも、キレイに収まって、夢に向かって突き進もう!みたいな、
いろんな人を勇気づける作品にはなってたと思うから。

アンディが"上昇"するところは2回あったけど、、対比的だった。

1)ランウェイの編集部でうまく行ったこと
2)もともとやりたかったジャーナリズムをできる会社に入ったこと

1のときは、アンディは確かに上手く行きつつあったけど、自分の親しいひとにはランウェイや会社のことを悪く言ってて、なんか残念だった。

悪口を聞いてる方から見れば、残念ながらランウェイよりも彼女の方が何だか悪いひとにうつる。周りの友達も、彼女の変化より、悪口言ってた姿を残念に思ったのではないかな。
これを嫉妬と捉えておしまいにするかどうか、、。

でも2のときは、第三者に言うのではなく、ミランダに直接、自分はこうだ!と言った。
そしたら転職でも、結局うまく行った。その上、彼にもちゃんと向き合って、仲も戻った。
すごく誠実に、向き合ってた。

ここが現実の世界との差だなぁと思う。
私も、周りの人も、自分が軌道に乗り始めたら、簡単に過去の人間関係を断ったり、
邪魔しないで!とか思ってしまう。
多分それでも、まぁうまく行くから。

もちろん、
朝起きた瞬間からその人の人生決まってる!みたいなモーニングルーティンとか、
アンディはものすごいGIVERだ!とか、
そういうところも良かったけど、

なんか、他人に対して誠実であることは大事だし、口は災いの元だなと思ったし、勝手に教訓にしたいなと感じた。
こういう有名作品って、いつ観るか迷うけど、気軽にでも良いから早く観るべきだなぁ。
最後は全員が幸せでありたいね
体が震えて熱くなった..。
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