ドラッグによるトリップ場面や、3回描かれる失神場面はご愛敬。表現主義的な絵作りも、今となってはお約束に見えてしまう。などと、厳しいことを言ってしまうのは、ディック・パウウェルのマーロウがイマイチだか…
>>続きを読むレイモンド・チャンドラーの原作『さらば愛しき女よ』の二度目の映画化で、ミュージカル出身のディック・パウエルがフィリップ・マーロウを演じる。ハンフリー・ボガートのハードボイルドなマーロウと違い、見た目…
>>続きを読む意識を失う/起きるカメラのピンポイントなズームインアウトなど技法的にほとんど網羅している。机にズームインしてマーロウの回顧に進むカメラ、取り調べ室から窓へ舐めるようなカメラの滑らかさ。窓に映り込む大…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
次々と依頼主が現れて話が若干複雑だったがまあまあ面白かった。冒頭の光の部分から一気に陰の部分になる演出がラストにつながる瞬間が実にノワール的でヘレンの海の家にいるときの外の景色、ラストのアンがいるに…
>>続きを読む9/4/2017
@filmnoir
ボギーじゃないマーロウですね。
映像はなかなか面白く、本作をフィルム・ノワールのルックを確立したものとして扱う人も多いようだ。
レイモンド・チャンドラーの原作…
『市民ケーン』のトリッキーな映像と『暗黒街の顔役』のクールな表現を足して、チャンドラーの世界に挑んだような作品で、気絶し、麻薬漬けにされたシーンなんかはウェルズの『上海から来た女』を彷彿させ、もしか…
>>続きを読む話がややこしくてついていけなかった。序盤のあからさまに怪しいやつらに巻き込まれ始めてますみたいな凝った演出(ガラスに不意に映って登場する男、LAの文字が抜け落ちたバーのネオンサイン、男のシャツに文字…
>>続きを読むレイモンド・チャンドラー原作「さらば愛しき人よ」の1943年の映画化作品。
なぜか原題は「FAREWELL,MY LOVELY」ではなく「MURDER,MY SWEET」
監督はエドワード・ドミトリ…
半分ミステリーって感じだけども面白かった。映像がやたら凝ってて、中盤、ヤクを打たれて幻覚観るシーンなぞは、ヒッチ先生がやりそうな映像だ。
マーロウの事務所に巨漢の男が現れるシーンも、点滅するネオン…