しろみさかな

マジックのしろみさかなのネタバレレビュー・内容・結末

マジック(1978年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

古さもあってか、めちゃくちゃ怖かったです!ドキドキする怖さというより、きしょくわるい怖さでした。不気味。見てはいけないものを見てしまったような怖さでした。
そもそもリアルな人形が怖くて苦手です。バービー人形だったり、ドール人形だったり、フランス人形だったり…。人の形をしているし、作った人のことを思うと、怨念が込められてそうで怖いです。最初の方で主人公が人形の顔を絵の具で塗っているシーンがありましたが、心を込めていそうで怖かったです。多分もうそこから始まっていたんだろうなぁと。心の本音を投影させていくうちに、段々と人形が本物か自分が本物か、ブレていく様が恐ろしかったです。アンソニーホプキンスが滝汗かきながら演技しているのが凄かったです。狂気。最後の方なんて、人形か本人かどっちが喋っているか分からなかったです。(一瞬人形みたいになったのも怖かった)
しかもラストシーンが怖かったです!なんか切ない感じで終わるんだ〜…って思っていたら、ペグが急に腹話術みたいな喋り方し出して…。え、こわ…ってなりました。どういう意図なんでしょうか。ファッツが乗り移ったのか、ペグも腹話術師なのか(多分違うw)、真似しているのか…。含みがあって怖かったです。
若かりし頃のアンソニーホプキンスは、ちょっとヒュー・ジャックマンみがありました。若いけど今と同じくらいサイコみがあって怖かったです。フサフサのアンソニーを是非見てください(笑)
余談、人形と全く同じ服装なの怖かったです。
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