「すべての道はローマへ通ずる」
暴走族のヘッドライトに照らし出された深夜のローマ遺跡
昼間とは別の顔を見せ、彼らと遊んでるみたいに影が動き出す
その躍動感溢れる光と影の演出が好き過ぎて、繰り返し何度も観てしまった。
ドラマともドキュメンタリーとも言えない摩訶不思議な作品。
監督独自の世界がが次から次へと現れては消えていく。
フェリーニ監督が見て、感じてきた、ローマへのオマージュのようでした。
子供の頃の思い出
青年になり、憧れのローマへ
30年後のローマ
自身を投影したと思われる青年が
現在と過去が行ったり来たりする。
好きだったのは..
スレスレを走る路面電車の内側で、賑やかにひしめき合って食事するレストランのシーン。大衆が映画の中で生きてるみたい!
教会の聖職者向けのファッションショー。怪奇趣味なのがいい意味で裏切ってくれました。
ひゅぅ〜ひゅぅぅ〜とフェリーニ作品お決まりの風の音と共に現れる、幻の古代ローマの地下遺跡。幻想的なシーンが美しい。
見たことのない、猥雑だったり幻想的だったりするローマを、映像の魔術師フェリーニ監督が魅せてくれました。
壁に映る光と影、夜の映像が美しく印象に残ります。