ガブXスカイウォーカー

悪いことしましョ!のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

悪いことしましョ!(2000年製作の映画)
3.6
【あらすじ】
エリオット(ブレンダン・フレイザー)は、何をやっても空回りして同僚からも煩がられる存在。ある日、仕事仲間のアリソン(フランセス・オコナー)に勇気を出して声をかけるが、軽くあしらわれてしまう。エリオットが「神様、何でもします… 彼女が僕のモノになるなら…」とつぶやくと、悪魔の美女(エリザベス・ハーレイ)が突然現れて、魂と引き換えに7つの願いをかなえてくれると言うが・・・・。


ハロルド・ライミスは『アナライズ・ミー』 (1999) 、『アナライズ・ユー』(2002)などコメディ映画の監督、脚本が多いだけあって、本作もテンポ良く、笑いをぶちまけてくれる。ブレンダン・フレイザー、エリザベス・ハーレイ、フランセス・オコナーも様々なコスプレで魅力を発揮する。
ストーリーは、中高生の妄想並みだけどこれはこれでストレートでいいかも? と思わせておいて、いい意味でも悪い意味でも観客の期待を裏切りまくってくる。
例えば、エリオットはまず「アリソンと結婚したい」、「大金持ちの権力者になりたい」と願うと、なんとコロンビアの麻薬王になってしまう。だが、妻アリソンに捨てられ、部下たちに裏切られて殺されそうになる。なんだそりゃ~? この悪魔、ダメダメすぎだろ!(笑)。こんな調子でどの願いも悲惨な結果に終わって笑いを誘う。
ラストは、エリットがアリソンをあきらめたと思ったら、アリソンそっくりの美女(フランセス・オコナー・二役)がお隣に引っ越してくる強引なハッピーエンド。これはいったいどう解釈すべきなのか?
不完全燃焼な感は残るけど、本作は深く考えずに観ればそこそこ楽しめる一本であろう。