先に観た「恐怖女子高校 女暴力教室」(1973)は下品を追求した熱い映画だったが、本作は同じく17歳ヒロインの上品映画だった。
ブレッソン監督の初カラー作品。原作はドストエフスキー「やさしい女 ー…
衝撃的なオープニング…。
ドアノブ…女中の手…ベランダで大きな音をたてて倒れるテーブル…空をひらひらと舞う白いショール…。
そして次のショットは…路面に横たわる無惨な女性の死体…。
原作はドス…
登場人物に追いつかないカメラワーク、アップと引きのリズム、生活音による感情の変化、心のすれ違いの表現がうますぎる。他人の気持ちに想像力を働かせるということ、考えようにも前提の知識がないとその行為は果…
>>続きを読む明らかにブレッソンの映画。
オープニングとラストのカットが素晴らしすぎる。
とても静かに心のすれ違いを描いている。
まなざしで語るというか。
睡魔がすごくてなかなか集中するのが大変だった。
美しい…