心身共に病んでるエリザベス・テイラーがヒステリックに喚き散らし、最後は死ぬ。それだけの話ではあるが、下品なぐらいのエレガンスが全体を覆っていてなんかすごい。『サイコティック』でも似たようなこと書いた…
>>続きを読むロケーションは監督作の『唇からナイフ』に似ているが、コメディはコメディでもこちらはブラック…、それもテネシー・ウィリアムズの戯曲だから納得。
ウィリアムズ版『サンセット大通り』といった趣だ。
リズの…
終始「なにをやってんだこの夫婦(リアル)は…」という気持ちのまま画面に吸い寄せられる。
ポン刀持ち歩いているリチャード・バートンよりも不可解なオーラを放つリズ。岡田茉莉子(吉田喜重)もこの路線に行き…
ロージー監督が「できごと」(1967)でカンヌ映画祭審査員特別グランプリを受賞した直後の一作。原作・脚本は「欲望という名の電車」(1951)のテネシー・ウイリアムズ。エリザベス・テイラーとリチャード…
>>続きを読むかなり悲惨な失敗に終わったらしいテネシー・ウィリアムズの原作戯曲『The Milk Train Doesn't Stop Here Anymore』(ちなみに舞台演出はトニー・リチャードソンだったそ…
>>続きを読む孤島,別荘,指輪,モーターボート,荷物海投げ捨て,銃声,漂着,ボタン音消し,小人警備,自伝口述筆記,犬襲い,温泉,リフト,偽歌舞伎衣装,怪魚,シタール,ピンク壁画,偽日本刀,業務用カメラ崖落とし,侍…
>>続きを読むテネシー・ウィリアムズの世界をここまで訳のわからない世界に改編しつつ、ちゃんと原作の芯を残して映像化しているというぶっ飛んだ手腕はまさにロージーでしかなしえない。そしてリズやリチャード・バートンとい…
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