HAYATO

ライアー ライアーのHAYATOのレビュー・感想・評価

ライアー ライアー(1997年製作の映画)
3.8
2023年447本目
『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』のトム・シャドヤック監督作
一流弁護士・フレッチャーは、別れた妻と暮らす息子・マックスの誕生日に会いにいく約束をすっぽかし、そんなフレッチャーを嘆いたマックスは、「父が嘘をつけなくなりますように」と神に願うと、なんとフレッチャーは本当に嘘がつけなくなり、大ピンチに陥ってしまう。
主演を務めるジム・キャリーの見事としか言いようがない顔芸とオーバーアクションが炸裂。
本音を全て曝け出すようになってしまったフレッチャーの姿を通し、社会生活を営む上で、人は何気なく小さな嘘を積み重ねていることを実感する。
個人的にお気に入りなのが法廷のシーンで、自分の論述に対して、自分で「異議あり!」と言ってしまうところがバカすぎて笑っちゃう。
たとえどんな悪人であろうと、弁護をしなければならない弁護士の仕事の大変さや苦悩を垣間見るシーンでもあった。
1995年にドジャースに移籍し、旋風を巻き起こしていた野茂英雄選手の名前がセリフで使われていて、野茂選手の偉大さを改めて感じた。
エンドロールのNG集を見ると、共演者はさぞかし笑いを堪えるのが大変だったろうなと思わされる。
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