ルークとレイア姫は、銀河系一の大悪党ジャバ・ザ・ハットの宮殿に潜入し、ハン・ソロを救出するため惑星タトゥイーンへと向かう。
反乱軍は、帝国軍との決戦に向け、森の惑星エンドアにてイウォーク族と手を組む。
皇帝とダース・ベイダーは、ルークをダークサイド暗黒面へ転落させようと共謀する。
その頃反乱軍は未完の要塞、第2デス・スターを攻撃するため結集、長きに渡った銀河戦争にクライマックスの時が訪れる。
ルーク・スカイウォーカーを主人公とするオリジナル三部作の完結編にして、プリクエル三部作から続く【フォースにバランスをもたらす者】ことアナキン・スカイウォーカー物語の完結編。
帝国軍がまたデススターを作って同盟軍に攻勢をかける中、炭素冷凍されちったハン・ソロを救うためにルークとかレイアが頑張りつつ、ダースベイダーと決着つける話。
ダークサイドとジェダイの戦い。
父と子供の物語最終章。
やはり長編物語の「大団円」はいい。
これまでの話の広がりがすっきりと収束する爽快感がなんともいい気分で、『指輪物語』を観終わったあとの感慨に通じるものがある。
最新CG技術などを使ってシーンの差し替えなどが施されただけに
時系列視聴でも遜色なし。
流石です。
今回特に面白かったのは惑星エンドアの攻防戦。
惑星の住人イウォークの描き方に西洋人特有の他民族への「上から目線」を少々感じなくもなかったが、これまで散々見せてきたハイテク感満載のメカたちが、思いっきりローテクな兵器にやられていくのが痛快だし、とてもうまい演出だと思った。
宇宙の覇を決める戦いが、たかだがウーキー族の参戦で変わってしまうのか突っ込みどころはあるのですが(というか旧三部作自体突っ込みどころ満載ですが)、そこは笑顔で対応しましょう。
そしてもう一つ思ったのは、やっぱりこの物語もアメリカ映画の永遠のテーマ「父と息子の反目と和解」に収束するんだなあ、ということ。
別にそれがダメだという気はないが、しっかり楽しみながらも、その辺を距離を持って見ている自分もいた。
ただ、エピソード1~3まで全部観終わってこの回の事を思うと、レイアとルークの過去が明らかになるところなんかはもっと丁寧に描いて欲しかったかなあ。。と個人的には思う。
また、イウォークという原住民とのやりとりが時間かけて描かれてしまって、シリーズのメインであるダースベイダーとの戦いがかなり高速で描かれてしまって、あっさり感いっぱいでなかなかの不完全燃焼っぷりでした。
だが、最後のシーンがヘイデル・クリステンセンになってて鳥肌立った。
ちなみにこれ、初公開当時およびリバイバル公開当時は、『ジェダイの復讐』って邦題になってたんだよね。
前回が『帝国の逆襲』だから、響き的には良かったんだけど、意味間違ってたんだよね。
原題が『Return of the Jedi』だからね。
話の内容的にもね。
ちなみに、ルークのアゴが4のときよりも割れてきているような気がした。