きつね

海の上のピアニストのきつねのネタバレレビュー・内容・結末

海の上のピアニスト(1998年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

2023(141)
ティム・ロスの演技に惹かれる。彼の映画といえば、『レザボア・ドッグス』や『パルプ・フィクション』、『フォー・ルームス』くらいしか見たことがなかった。裏社会のミスターオレンジや強盗犯、コミカルなベルボーイを演じてる印象だったが、見事に天才ピアニストを演じきった。改めて、彼は非常に優れた役者だと思った。

マックスとの友情が良かった。ラストの1900の選択は彼なりに苦しいものがあったと考える。

「船をを降りるのではなく、人生を降りる。」
彼の人生は船で始まり、船で終わる。

1番好きなシーンはジェリーとの対決の場面だ。中盤までやる気が見られなかった1900だが、最後の暴走はティム・ロスのリアルな汗も相まって非常に心に残った。

『タイタニック』のように過去と現在を行ったり来たりしたり、『ショーシャンクの空に』のように主人公の相棒がその彼について語ったりしていた。この手の手法の映画には名作が多い気がする。
きつね

きつね