アリカワ

海の上のピアニストのアリカワのネタバレレビュー・内容・結末

海の上のピアニスト(1998年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

大切な人が死を選んだ時、自分にできることは何も無く、ただひたすら無力さを感じるだけだと思い知らされる。このやるせなさはどこで晴らせばいいの。だからこういう結末は苦手なんだよな。でもいい映画でした。

マックスと1900の友情すてき。出会い方もすてき。揺れながら、まるでダンスをするかのように演奏する1900。そのまま船長の部屋にっこむところも1900らしい。マックスが1900に向ける想いが美しかったな。

1900がピアノの決闘をする時、タバコに火付けずピアノに置いてて、よく分からず真似しただけなのかな?(笑)かわいい(笑)って思った自分がアホでした。弦で火をつけるなんて、もう次元が違ったわ。

あの、何考えてるか分からないミステリアスな感じ、芯はあるけど、でも捉えどころのない1900は魅力的だった。
でも寝てる人にいきなりキスするのはどうなん。

制約があるからこそ、楽しめる、というのは一理ある。