40歳の中年男性のピーター。弁護士として仕事一筋人間だったが、ある日子供たちを何者かに誘拐されてしまう。そんな彼の元に妖精のティンカーベルが現れ、自分自身がかつてのピーター・パンだったことを知る。子供たちを救うためネバーランドへ向かい、フック船長と対峙するファンタジー映画。
監督はスピルバーグ。主演はロビン・ウィリアムズ。こりゃ間違いないはずだけど、スピルバーグやロビンの作品にしては何故か影が薄い。そういえば今まで見たこともなかったなと気づき初鑑賞。
誰もが知っているピーター・パンを下敷きにして、ピーターが過去を忘れて40歳になった設定というのは素直に面白い。ドタバタ続きの前半は結構楽しめましたね。
でも中盤での特訓あたりから失速気味。作風自体はスピルバーグ印の娯楽ファンタジーだけど間延び感があったのは少し残念。
それでもラストのバトルも賑やかだったし、当時のCGを駆使した映像も後の「ジュラシック・パーク」に繋がると思えば面白味があります。スピルバーグ映画の音楽と言えばこの人ジョン・ウィリアムズが手掛ける音楽も高揚感を引き出してくれるもの。
そしてロビンのみならず、ダスティン・ホフマンにジュリア・ロバーツ、マギー・スミスと脇も豪華キャスト。良い作品というのは間違いありませんが、スピルバーグの作品の中では他の代表作が強すぎるためか、やっぱり存在感が薄めになってしまうのはちょっと残念ですね。