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バタフライ・エフェクト3/最後の選択のkojikojiのレビュー・感想・評価

3.4
凡作です。

バフライ効果をテーマにした映画第3作は、極端にグロさだけが目立って、つまらない。
このシリーズ、だんだんレベルが落ちていく。

火事で妹を失ったサム(クリス・カーマック)は過去に戻って、妹のジェナ(レオチェル・マイナー)を救出するが、その代償は両親を失うことだった。
成長したサムは過去に戻る能力を活かし、警察に協力して未解決事件の犯人探しをしていた。
そんなある日、彼の元恋人レベッカの姉リズが訪ねてくる。彼女はレベッカを殺したとされる犯人がもうすぐ処刑されるが、彼は無罪であり、真犯人がいるという。誰が犯人か彼の不思議な能力を使って突きとめて欲しいと依頼する。この犯人はその後、殺人を繰り返し連続殺人犯となっていた。
しかし彼には、妹のジェナと決めたルールがあった。それは個人的な理由では過去に戻らないというルールだ。
サムはルール違反になることを理由に、一旦は断るものの、どうしても犯人を知りたいとの思いから、過去に戻ることを決意するのだった。

この連続殺人犯の殺しの現場が酷い。その現場のグロさだけが強調されるので、やたらそこが目立ってしまってホラー映画を観てる気になる。

そして犯人は誰なのか?
この謎解きがこの映画のメインのように思えるが、実は途中で大体この人に違いないとわかってしまう。私が分かるくらいだから、サスペンス好きの方なら簡単にわかって「なーんだ。」となるだろう。これも拍子抜けするが、一番ツッコミたくなるのは、過去へ行く方法だ。氷の風呂に入って、頭に線をつけて戻りたいと思う時間と場所を唱えればそこに行けるのだ。BTFのあの車と比較すると「ちょっとちゃちくないかい?」そう思ってしまう。

第1作の面白さは完全に消えている。
バタフライ・イフェクト3の題名をつけるべきではなかった。

No.1517 2023-550
2009 年 アメリカ🇺🇸映画
監督:セス・グロスマン
脚本:ホリー・ブリックス
製作:J・C・スピンク、A・J・ディックス
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