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真夜中の虹のaのレビュー・感想・評価

真夜中の虹(1988年製作の映画)
4.0
労働者三部作2作目。
ペロンパーが出てくるだけで嬉しくて目がハートになっちゃう。(私は同じ役者を繰り返し使う監督が好き) 男同士の友情の描写も最高。

アキカウリスマキ作品の主人公って序盤でほとんど全てを失うことが多いけれど(それは仕事やお金や家族だったり、はたまた記憶だったり故郷だったりする)、それでもなお誰にも奪うことができない人間としての矜持や愛だけはぎゅっと握りしめて決して誰にも渡さない、その様にいつも心打たれる。

(2016.2)
カウリスマキ作品の中では、不条理度・喪失度高め、あからさまな再生の描写はないけど、ユーモアは(あとペロンパーの存在感も)健在。
パラダイスの夕暮れといいこの邦題といい、タイトル最高に素敵じゃない?
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