BOB

恋する人魚たちのBOBのレビュー・感想・評価

恋する人魚たち(1990年製作の映画)
3.5
シェール×ウィノナ・ライダー×クリスティーナ・リッチの家族ドラマ。

1963年。自由奔放なシングルマザーが、2人の娘と共にマサチューセッツ州の小さな街に引っ越してくる。

🧜‍♀️💨🎃🏴‍☠️

新しい環境、新しい出会いがもたらす、喜怒哀楽に富んだホームドラマ。女3人家族ということがポイント。

最大の魅力は、シェール、ウィノナ・ライダー、クリスティーナ・リッチの共演。みんな活き活きしていてチャーミング。食事の準備をしながら、"If you wanna be happy"♪に合わせて、ノリノリで踊るシーンが控えめに言って最高。何度見ても笑顔になる。

ウィノナ・ライダー。自由奔放な母親との関係に悩みつつ、父親のいる幸せな家族を求めるティーンガール役。ウィノナ・ライダーは、繊細で傷つきやすく、拗らせ気味な女性を演じるとピカイチ。

シェール。母親としてはどうかと思う部分もあったが、一人の女性として人生を謳歌している姿は清々しかった。クレオパトラとマーメイドの仮装を着こなせるのは流石。

本作で映画デビューを飾ったクリスティーナ・リッチ。小憎らしさも含めてめっちゃ可愛い。頭に被ったジャコランタンの重みに負けて、フラフラバタンと倒れるシーンはこの上なく愛くるしかった。

『ロジャー・ラビット』のボブ・ホスキンスも、黒一点良い味を出していた。

社会背景。ジョン・F・ケネディが撃たれた1963年。大統領の死を嘆き悲しむ人々の姿が印象深い。車と靴は、当時の女性にとって自由の象徴だった。

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